妄想アニメ1-1:【考察】聖地の選定はどう決まる??


妄想アニメをいよいよ考えていきたいと思います。
ストーリーの建付け方、聖地の選定の方法などはそれぞれあるかと思いますが、
今回はストーリーの骨格がはっきりとできているわけではないので、
一番初めに「聖地」から決めてしまいたいと思います。
(もちろん、ストーリーのプロットやアイディアを先に考えて、その内容に合った聖地を選定する…
というやり方でもよいと思います)

今回はその前段階として、「その聖地はどうやって決まっているのか?」について考察していきたいと思います。

聖地の特徴とは…?

そもそも作品の「聖地」になるには、どういった基準があるのでしょうか?
過去に思いつく作品であったり、インターネットで調べてみると下記のような形態がありそうです。

・最初から原作の舞台となっている場合
・アニメ化される際、制作会社のロケハン等で使用された場合



「最初から原作の舞台として設定されている例」として挙げるならば、火星という舞台設定
ではありますが、天野こずえ先生の作品『ARIA』に登場する「ネオ・ヴェネツィア」が代表的でしょう。
本作は世界的に多くのファンを持ち、アニメも3シリーズに加えてOVAや劇場版が制作されるなど、
原作終了後も展開が続いています。
その魅力に惹かれたファンが、モデルとなった地球のヴェネツィアを訪れる様子が、
SNS上でも頻繁に見受けられます。

「アニメ化の際に、制作会社によるロケハンなどで実際の風景が使用された例」として挙げるならば、
key作品の代表作『CLANNAD』が該当するでしょう。
原作は、株式会社ビジュアルアーツのゲームブランド・keyによる恋愛ビジュアルノベルであり、
アニメ化にあたっては東北・東京・京都などの風景がロケーションとして取り入れられました。
これにより、作品の舞台とされる場所を訪れる“聖地巡礼”がファンの間で広がったと考えられます。

余談ですが、我々のような非アニメ関係者には観測しづらい例として、「聖地を自治体が誘致する」
というケースも考えられます。
しかし、そうした事例について調べてみても、明確な情報は見つかりませんでした。
おそらく、知的財産などの権利関係が絡むため、公にされていない可能性が高いと推察されます。

なお、観光庁は平成25年頃から「ロケツーリズム支援の推進」を進めており、その中には
映画やドラマと並んでアニメも明記されています。
これは、観光振興の観点からアニメ作品の誘致を促進したいという意図があると考えられます。
(参考:官公庁「ロケツーリズム支援の推進」

実際、ドラマやバラエティ番組では神奈川県綾瀬市が積極的に誘致活動を行っていることが
話題となっており、近い将来、アニメ作品でも同様の動きが見られるかもしれません。
(参考:ロケーションサービスサイト)

さて、この話題まだまだ奥が深いですが…長~~くなってしまいますので、今回はここまでにしておきましょう。
次回、この考察をもとに聖地を選定していきたいと思います!
こうご期待!



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